ユネスコ・アジア文化センター 文化遺産保護協力事務所から「国際会議『博物館と地域社会』」のご案内(協力:全国美術館会議)

 この度、当事務所では、アジア太平洋地域の世界遺産等文化遺産保護協力事業の一環として、国際会議を下記のとおり、開催することとなりました。


1. 名 称:文化遺産に関わる国際会議の開催2020―国際会議「博物館と地域社会」

2. 共催及び後援・協力
  共 催:文化庁、ユネスコ・アジア文化センター、国立文化財機構京都国立博物館
  後 援:国立文化財機構東京文化財研究所・奈良文化財研究所、奈良県
  協 力:文化遺産国際協力コンソーシアム、一般社団法人全国美術館会議

3. 背景と目的
  ACCU奈良では、近年、アジア太平洋地域の人材養成の実情と課題並びに今後の研修事業などのあり方につい
 て情報収集を行い、国際会議などで意見を交わす機会を持ってまいりました。その中で、参加者の多くが要望の
 のひとつに挙げたのが、文化遺産の保存と地域社会の関わりについて意見交換できる研修ないしは会議の開催と
 いうものでした。文化遺産を継続してうまく保存活用してゆくためには、地域社会の果たす役割が重要であるこ
 とは、言うまでもありません。しかしながら、アジア太平洋地域の国々では、文化遺産の保存活用に地域社会は
 どのように関わればよいのかを模索しています。
  これを受けて、今回は、「博物館」と、それをとりまく「地域社会」の役割や様々な相互作用について、考え
 てみたいと思います。博物館が地域社会の発展に大きく貢献することは、昨年、京都で開催された「ICOM京都
 大会」でも大きく取り上げられ議論されました。今や博物館は、文化・教育のみならず、地域経済や地域再生へ
 の寄与など、地域発展への多方面の貢献が期待されています。そこで、今回の会議では、「博物館」が「地域社
 会」の中で果たす役割やその可能性、そこで生じる様々な課題やアイディアについて、アジア各国の担当者間で
 相互に意見し、情報を共有する機会を持ちたいと思います。なお、本年度はコロナウイルス感染拡大の影響を考
 慮し、オンラインによる開催といたします。
  当該の会議では、アジア太平洋地域各国において、上記テーマに関連する文化遺産保護の施策立案などの実務
 に携わる担当者と、日本の専門家の方々を交えてオンライン上での双方向の情報・意見交換を行います。これら
 の機会を通じて、当該分野の指導者養成に寄与するとともに、多様な文化遺産を保有するアジア太平洋各国の博
 物館の相互理解を促進し、多国間ネットワークの構築を目的とするものです。

4. 開催日時:2020年12月22日(火)14:00~16:00
  参加方法、プログラム
5. 会議用語
  会議用語は英語及び日本語とする同時通訳あり 。
  会議資料は日本語版・英語版を選択できます。

問い合わせ先

公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター 文化遺産保護協力事務所
e-mail:accusymp-admin(a)convention.co.jp [(a)を@に変更してください]
TEL:0742-20-5001

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