東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会事務局より「語ろう!文化財レスキュー ―被災文化財等救援委員会公開討論会―」(1月23日、2月4日・22日)開催概要及び参加者募集について

被災文化財救援活動について考える会「語ろう!文化財レスキュー ―被災文化財等救援委員会公開討論会―」

日時: 平成25年1月23日(水)、2月4日(月)、22日(金) (3日間)
場所: 東京国立博物館平成館 大講堂
主催: 東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会

開催趣旨

 東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会は平成23年3月11日に発生した大地震により被災した文化財の救出活動を実施してきました。この間、被災した博物館・資料館等施設や個人住宅からの文化財の緊急避難と応急的保存処置を行い、それらが所蔵者の手に戻るまでの期間安定的に保管されるための環境整備を進めてきました。
 この救援委員会は、緊急時の対応を任務として設置されたもので、平成25年3月をもってその役目を終えようとしています。もちろん、未だに救出さていない文化財があり、安定保管に関しても多くの課題が残されています。
 そうした中で、私たちは今回の経験をもとに、今後繰り返し発生すると予想される自然災害から文化財を護り、被害が生じた時の緊急対応について、有効な提言を行う責任を負っています。しかし、救援委員会は数多くの機関・団体によって構成されているため、様々な立場からの文化財救出活動への参加は、様々な視点を生み、様々な評価と展望を作り出しています。一方、必ずしも救援委員会に加わらずに文化財救出と保存処置の活動をしてきた人たちもいました。
 真に有効な提言を実現するために、今回の文化財救出活動にかかわったより多くの人びとの意見を収集し、また自由に討論していただく場として、3日間にわたる公開の討論会を開催することにしました。皆様の奮ってのご参加をお願い申し上げます。

討論の形式

自然災害の発生による文化財の被災とその救出活動を
 (1) 自然災害発生前(事前の日常的準備)
 (2) 発生直後(救援活動の始動)
 (3) 救援活動実施期間
 (4) 救援活動以後
という時間軸で捉えつつ、設定した個別のテーマについて、コーディネーターを1人置き、4~5人で討論を行います。第3日目に討論を通じて出された意見を総括し、今後の防災、震災時の緊急対応に備えた問題提起を行うことにします。必要に応じ、随時会場参加者からも意見を述べていただきます。特に救援委員会に所属しない団体及び個人の方々の参加と発言を期待します。

プログラム

セッション日程(Word:45.5KB
 

参加の申し込み

(1) 申し込みの方法
   申し込みは救援委員会事務局宛にe-mailまたはfaxでお送り下さい。(別紙「申込み用紙」)
   e-mail:jimukyoku01@tobunken.go.jp
   fax:03-3823-4939
(2) 参加申し込み締め切り
   第1回 1月23日(水) 締め切り=1月16日(水)
   第2回 2月 4日(月) 締め切り=1月28日(月)
   第3回 2月22日(金) 締め切り=2月15日(金)

※ 当日は参加者各自で申込受付メールの出力紙をご持参いただき、東京国立博物館西門受付にてご提示ください。
申込み用紙(Word:39.4KB
 

参加費

・討論会        無料
・情報交換会(懇親会) ¥1,000(自由参加)

平成23年度活動報告書の配布

 公開討論会にご参加いただいた方には、お一人につき1冊、『東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会 平成23年度活動報告』(314ページ)をさし上げます。
Copyright © 2011 The Japanese Council of Art Museums All Rights Reserved.