被災文化財等救援委員会の活動終了について

 多くの文化財関係諸団体が結集して平成23年4月に発足した「東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会」は、岩手・宮城・福島・茨城の各県教育委員会及び文化庁との連携のもとで、2年間にわたり文化財レスキュー事業を推進してきました。救出した被災文化財の応急処置等の作業は現在も各地で行われていますが、救援委員会は緊急の対応を目的として設置されたことから、平成25年3月末をもって活動を終了することが、3月25日の第7回救援委員会会合において確認されました。
 救援委員会による平成23年度の活動は『東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会 平成23年度活動報告書』(平成24年10月発行)にまとめられており、現在、平成24年度の活動報告書の編集が進められています。
 なお、救援委員会の活動終了にあたり、全国美術館会議をはじめとする各構成団体に、文化庁長官からの感謝状が授与されました。
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