第29回学芸員研修会(3月9日)の開催についてお知らせ

                                           全美26 第 62 号
                                           平成27年1月15日

全国美術館会議
 会員館 各位

全国美術館会議
会長 建 畠  晢(公印省略)
  
        

全国美術館会議 第29回学芸員研修会の開催について(ご案内)

拝啓 時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 日ごろより、全国美術館会議の運営にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、このたび、別紙のとおり第29回学芸員研修会を開催いたします。
なお、研修会参加申込につきましては、お手数ですが、「参加申込書」に必要事項をご記入の上、全国美術館会議事務局へメールまたはファクシミリ等で、ご返送くださいますようお願い申し上げます。
敬具

テーマ:「美術館はホームページでどのような作品情報を発信すべきか?/
     学芸員は美術情報資料をどこで入手するのか?」
主 催: 全国美術館会議(企画担当:情報・資料研究部会)
日 時: 平成27年3月9日(月)11:00~17:00
               (11:00~13:00「グエルチーノ展」自由見学)
会 場: 国立西洋美術館 講堂
     〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7

プログラム

11:00─ 国立西洋美術館「グエルチーノ展」自由見学(─13:00まで)
12:30-13:00 受付
13:00 開会・開会挨拶 
13:05 趣旨説明 幹事
[第1部]
13:10-13:40 「全国美術館会議会員館 収蔵品目録総覧 2014」作成にいたる経緯と
          作業経過報告           /川口雅子(国立西洋美術館)
[第2部]
13:40-14:40 テーマ1「美術館はホームページでどのような作品情報を発信すべきか?」
          発表1「事例報告─三重県立美術館のホームページ(仮)」
                           /田中善明(三重県立美術館)
          発表2「日本の美術館ホームページにおける作品情報発信の概況」
                           /鴨木年泰(東京富士美術館)
14:40-14:50   休憩(10分)
14:50-15:50 テーマ2「学芸員は美術情報資料をどこで入手するのか?」
          発表3「地域・人材の問題と美術情報資料へのアクセス(仮)」
                           /福田浩子(広島県立美術館)
          発表4「外から見る日本の美術情報資料の現在
                 ─在外日本美術資料専門家(JAL)からの提言」
                           /水谷長志(東京国立近代美術館)
15:50-16:05   休憩(15分)
16:05-16:50 討議「美術館の情報発信と美術情報の拠点─展望と課題(仮)」 
              /発表者全員、討議進行:鴨木年泰(情報・資料研究部会 幹事)
         テーマ1に関する討議
         テーマ2に関する討議
         質疑応答

16:50-17:00 クロージング/越智裕二郎(情報・資料研究部会 部会長)

17:30      懇親会(会費制)


 ○講堂内は飲食禁止となっております。
 ○11:00~13:00の間、国立西洋美術館「グエルチーノ」展を自由に見学できます。
 ○研修会終了後、懇親会を行います。(会費2,000円、当日受付時に徴収いたします)

開催趣旨

全国美術館会議 第29回学芸員研修会
   「美術館はホームページでどのような作品情報を発信すべきか?/
    学芸員は美術情報資料をどこで入手するのか?」

 日時:平成27年3月9日(月)11:00~17:00
 会場:国立西洋美術館 講堂

 過去数年にわたって、各方面で文化財や美術作品のデータベース化・ネットワーク化の必要性が叫ばれてきました。しかし作品情報の出所となるべき美術館の実状を置き去りにして議論が進むばかりで、多くの美術館関係者にとっては現場との落差が大きすぎるというのが実感なのではないでしょうか。
 このような現状認識から、情報・資料研究部会は「デジタル」の視点を一旦脇に置き、各館共通の伝統的課題といえる収蔵作品目録に着目して、その全体像を俯瞰する活動に2年がかりで取り組んできました。このプロジェクトは『全国美術館会議会員館 収蔵品目録総覧 2014』(以下、『全美目録総覧2014』)として実を結び、2014年12月には全美のホームページで公開される運びとなりました。本研修会はこの取り組みの集大成として開催するものです。
 研修会は全体を2部構成とし、第1部では『全美目録総覧2014』の経過報告を行い、第2部では事例等報告を通じて本総覧にまつわる二つの論点を取り上げる予定です。第1の論点は、収蔵作品目録では概ね作家名・作品名・制作年・技法・支持体・寸法といった基本項目が中心となっていますが、美術館が伝えるべき作品の情報とは果たしてそれだけで十分なのだろうかという点です。そして第2の論点は、『全美目録総覧2014』に収録された資料はどこで閲覧できるのかという点です。後者では学芸員の調査研究基盤としての美術図書室のあり方が問題となりますが、これは同時に、前者の作品情報の中身を問うことにも絡んでくる構造的課題であると言えるでしょう。情報・資料をめぐるこのような議論が活発に展開する機会となることを願っています。

参加申込

申込締切期日:平成27年2月23日(月)
参加申込書(PDF:106.1KB

お問い合わせ

全国美術館会議事務局 小林
 TEL:03-3828-0290  FAX:03-3828-0295
 E-mail:info(a)zenbi.jp((a)を@に変更してください)
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