保存研究部会過去の活動

日時
2006年9月15日(金) ~2006年9月16日(土)
場所
東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター〒990-9530 山形県山形市上桜田200番地TEL:023-627-2204FAX:023-627-2303もしくは2255

第30回保存研究部会会合報告

日程

[1日目]
2006年 9月 15日 (金)
14:00 東北芸工大 保存修復センター集合
14:15~15:45 施設見学
15:45~16:00 休憩
16:00~16:45 田中善明「虫菌害対策研究班による『むし・かび対策ノート』の使い方」
16:45~17:00 諸連絡

[2日目]
9月16日(土)
9:00 芸工大へ
9:30~10:30 日本版ファシリティレポートについて/次回会合について
10:30~11:00 移動、山形美術館へ
11:00~12:00 藤原徹「山形美術館所蔵新海竹蔵作品の修復事例」など
12:00すぎ 現地解散

参加者

伊藤由美
木村雅洋(秋田近美、オブザーバ)
左近充直美
佐野素子
田中善明
藤原徹
堀宜雄
手代木

主な内容

●文化財保存修復研究センター
東北芸術工科大学に2006年5月竣工。収蔵庫、X線解析装置ほか各種顔料分析などが行える施設。いまのところ、公所所蔵の文化財を受け容れて修復、研究を行い、その成果を研究発表として公表しています。今回おききしたのは、藤原氏が関わった山形美術館所蔵の新海竹蔵の木心乾漆像修復、および佐藤忠良作品(最上記念館前)修復です。施設見学は随時申込が有ればできるので、また機会があればおたずねしたいところです。

●日本版ファシリティレポートの策定について~研究グループスタート!~参加者募集
田中善明氏より提案のあった、日本版ファシリティレポート(美術館施設概要報告書)の策定について、今後CWGとして内容を考えていきたいと思います。田中氏より、AAM(アメリカ博物館協会)の日本語訳版が配られました。これをたたき台としながら、質問項目の補足と削除、改訂を行って、日本版の使いやすいファシリティレポートをつくり、全国美術館会議での普及をめざしたい、ということです。従来の「スタンダード論争」はとかく作品借用等に大きな足かせとなると、一部より反対の声もありましたが、今回の日本版ファシリティレポートの策定については、より使いやすい、便利なものを作りたいというものです。下記の分担わけにてすすめたいと思いますが、会合に来られなかった方々も積極的にご参加いただきたく存じます。

 2-建物 伊藤由美
 3-環境(空調・照明等) 佐野素子
 4-防火 田中善明
 5-セキュリティ 左近充直美
 6-輸送梱包 堀宜雄、石井亨(予定)
 7-保険 全体で考える

 一応2年以内に策定できればと考えております。

 2006年度事務幹事  堀 宜雄(福島県立美術館)
               〒960-8003 福島市森合字西養山1
               tel:024-531-5511 / fax: 024-531-0447
               田中 善明(三重県立美術館)
               〒514-0007 津市大谷町11
               tel.059-227-2100 / fax: 059-223-0570
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