全国美術館会議「東日本大震災美術館・博物館調査報告」を6月6日に発送しました。

 『東日本大震災美術館・博物館総合調査報告』を、調査に協力いただいた関係各位及び会員館の皆様にお送りしました。
 この総合調査は被災地域の美術館などへの事前のアンケート調査、その結果から抽出した美術館等での実地調査という段階をおって実施されました。調査対象は被害の大きかった館だけでなく、立地地域の被害に比して、あまり被害のなかった館なども対象としました。また、今回の調査報告では避難誘導や展覧会中止の決定に至る過程、ライフライン復旧までの対処などについても記述されています。そこには将来必ずやって来る大災害への対策に役立つ情報や経験が詰め込まれているはずです。この報告書が『阪神大震災美術館・博物館総合調査報告』とあわせて、美術館・博物館が大地震をはじめとする災害対策を検討し具体化していくための拠り所として活用していただけるものと確信しています。
 この総合調査にご協力とご支援をいただきました被災地域の美術館・博物館をはじめ関係各位に深く感謝申し上げます。
  2014年6月6日

全国美術館会議東日本大震災美術館・博物館総合調査分科会
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