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財団法人前田育徳会は、別称を尊経閣文庫といい、加賀前田家に伝来した典籍・古文書をはじめ、美術工芸品等の文化財全般を所有し、保存・管理する、社会教育を目的とした公益法人である（設立認可は大正15年2月26日）。尊経閣文庫は、加賀前田家の収集した古典・古記録・古文書等を研究者の閲覧に供する図書館（特殊文庫）で、文庫名は、江戸時代に、加賀金沢藩5代藩主前田綱紀（1643-1724）が自身の蔵書を父祖の蔵書と区別して「尊経閣蔵書」と呼んだことに由来する。閲覧を希望される方は、事前に電話・書状などによって申し込みをしていただきたい。 |
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所蔵品は、典籍・古文書が中心で、指定文化財は、書籍・美術工芸品等、国宝22件、重要文化財76件を数える。但し、美術館・博物館としての展示設備がないので、原則として、見学の申し込みには応じていない。なお、石川県立美術館（石川県金沢市出羽町2-1、電話076-231-7580）内に「前田育徳会展示室」があり、美術工芸品を主とする所蔵品を常設展示し、（財）成巽閣（石川県金沢市兼六町1-2、電話076-221-0580）でも前田家の女性に関わるもの主とする所蔵品を展示している。石川県立美術館・（財）成巽閣の展示企画等については、各々のホームページで御確認いただきたい。
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