東日本大震災後の美術館活動を支援する事業案を募ります
 全国美術館会議は、先ごろ理事会の承認を得て設置した「東日本大震災復興対策委員会」の第一回の会議を11月11日(金曜日)、国立西洋美術館の会議室で開催いたしました。
 東北三県及び北関東地域等の東日本大震災で被災した美術作品、深刻な影響を蒙っている美術館活動を支援するために、全国美術館会議は、募金を募り、またチャリティ・オークション展を開催してきましたが、各方面の多大な厚意と協力を得て、活動資金に一定の目途が立つに至りました。
 これからは、「東日本大震災復興対策委員会」と実践的な活動を担う「対策本部」とが中心になって、具体的な支援活動を展開する段階になります。支援活動として何を行なうのかについては、対象地域の各美術館がそれぞれの意図に基づいて展開する事業をもっとも重視しなければならないのは言うまでもありません。しかし、委員会や対策本部に所属して今後の活動を検討していただく方以外にも、東北地方を中心にしたこれからの美術館活動に対し強い関心を抱いている方も多いと考えます。そして、こうした活動は、対象地域の美術館と他地域の美術館、その館員同士が連携するまたとない機会ともなるはずです。
 「東日本大震災復興対策委員会」では、来年早々にも具体的な活動内容を検討して、ただちに実践に移していこうと考えています。それに先立ち、対象地域かどうかを問わず、全国美術館会議加盟館のすべての方々に、これから対象地域の美術館で開催するにふさわしい事業のアイデアを提案してくださるようお願いしたいと思います。展覧会企画、普及事業、共同研究等、活動内容はどのような分野でもかまいません。
 寄せられた提案については、対策委員会で、対象美術館の意向、実現の可否等を検討していきます。そして実現可能となれば、再度皆様にもご協力をお願いしていくことになるかとも思います。全国美術館会議として皆様の力を合わせ、東日本大震災で打撃を受けた美術館活動の復興支援を実効性のあるものにしていきたく、ここに皆さまからの提案を募集いたします。
 なお、提案は、1月末を締切の目途にして、美術館会議のホームページ内お問い合わせフォームよりエントリー頂くことを原則といたします。もちろん、支援活動自体は今後かなりの長期にわたって続けられますので、随時ご提案くださっても結構です。
 また、現在全国美術館会議が行なっている美術作品の救出活動、各方面からの募金の総額、400名の作家から寄せられた作品によるチャリティ・オークションの収支等についての詳細は、震災関連記事(2011.11.18)「東日本大震災復興チャリティ・オークション 今日の美術展」開催結果等についてをご覧ください。

提案送信先:全国美術館会議のホームページ内お問い合わせフォーム
      (お問い合わせ内容覧にて「東日本大震災後の美術館活動を支援する事業案について」を選択してください。)

2011年12月
東日本大震災復興対策委員会委員長/全国美術館会議理事 山梨俊夫