第54回保存研究部会会合報告
内 容
2月27日(木)
14:00~16:15 講演及び質疑応答・意見交換
「文化財輸送環境の保全」(和田浩氏/東京国立博物館学芸研究部
保存修復課環境保存室室長)
和田浩さんより、文化財輸送環境の保全についてご講演いただきました。
各輸送機関(空路・陸路・海路)によって
どのような振動や衝撃が起こりうるのか、そ
してその文化財への影響を軽減するためにど
のような梱包資材を使用し、どのように梱包
すればよいかなど、物理的、科学的アプロー
チに基づく詳細な研究成果をご紹介いただき
ました。また、地道な個別検証を積み上げて
ゆき、一般化して文化財輸送の最適化をはか
りたいという今後の展望や、そのために現在
取り組んでおられる研究についてもお話しい
ただきました。
質疑応答では、和田さんが開発に携わったという、館内輸送用台車の構造などにも話はお
よび、部会員の誰もが日常的に直面する作品輸送というテーマに、大きな関心を持っている
ことがうかがえました。
16:15~16:30 川崎市市民ミュージアム救援活動について現状報告 事務局
14:00~16:15 講演及び質疑応答・意見交換
「文化財輸送環境の保全」(和田浩氏/東京国立博物館学芸研究部
保存修復課環境保存室室長)
和田浩さんより、文化財輸送環境の保全についてご講演いただきました。

どのような振動や衝撃が起こりうるのか、そ
してその文化財への影響を軽減するためにど
のような梱包資材を使用し、どのように梱包
すればよいかなど、物理的、科学的アプロー
チに基づく詳細な研究成果をご紹介いただき
ました。また、地道な個別検証を積み上げて
ゆき、一般化して文化財輸送の最適化をはか
りたいという今後の展望や、そのために現在
取り組んでおられる研究についてもお話しい
ただきました。
質疑応答では、和田さんが開発に携わったという、館内輸送用台車の構造などにも話はお
よび、部会員の誰もが日常的に直面する作品輸送というテーマに、大きな関心を持っている
ことがうかがえました。
16:15~16:30 川崎市市民ミュージアム救援活動について現状報告 事務局
2月28日(金)
9:30~11:00 バックヤードツアー
企画幹事・左近充さんと、同館学芸課長の
南目さんのご案内で収蔵庫(立体・平面/フ
ァッション)を、また、いわみ芸術劇場*館
長の木原義博さんのご案内で、同劇場大ホー
ルを見学させていただきました。
同館コレクションの特色の一つであるファ
ッション分野の収蔵庫は、その仕組みや保管
の仕方など、よく考えられた独特のもので、
たいへん興味深く拝見しました。そして、建
築家と劇場担当者との綿密な対話のもと建て
られたという大ホールの見学中には、劇場と美術館との連携の取り組みなどについてもご解説
いただきました。
*島根県立石見美術館のある島根県立芸術文化センター「グラントワ」は、美術館と県立いわ
み芸術劇場の複合施設です。
※新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、各県/各館で、不要不急の出張の自粛等の対応
がなされた影響もあり、従来よりも少ない参加者ではありましたが、事前に企画幹事の左近充さ
んより、感染拡大防止について注意喚起をいただいた上、少し時間を短縮して会合を開催しまし
た。また予定していた情報交換会は中止としました。
9:30~11:00 バックヤードツアー

企画幹事・左近充さんと、同館学芸課長の
南目さんのご案内で収蔵庫(立体・平面/フ
ァッション)を、また、いわみ芸術劇場*館
長の木原義博さんのご案内で、同劇場大ホー
ルを見学させていただきました。
同館コレクションの特色の一つであるファ
ッション分野の収蔵庫は、その仕組みや保管
の仕方など、よく考えられた独特のもので、
たいへん興味深く拝見しました。そして、建
築家と劇場担当者との綿密な対話のもと建て
られたという大ホールの見学中には、劇場と美術館との連携の取り組みなどについてもご解説
いただきました。
*島根県立石見美術館のある島根県立芸術文化センター「グラントワ」は、美術館と県立いわ
み芸術劇場の複合施設です。
※新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、各県/各館で、不要不急の出張の自粛等の対応
がなされた影響もあり、従来よりも少ない参加者ではありましたが、事前に企画幹事の左近充さ
んより、感染拡大防止について注意喚起をいただいた上、少し時間を短縮して会合を開催しまし
た。また予定していた情報交換会は中止としました。
(報告者:岩手県立美術館 盛本直美)
出席者
1日目:部会員7名、オブザーバー5名、事務局1名
2日目:部会員4名、オブザーバー5名、事務局1名
2日目:部会員4名、オブザーバー5名、事務局1名