(公財)かながわ国際交流財団から「第7回21世紀ミュージアム・サミット『まちとミュージアムが織りなす文化』~過去から未来へ~」(後援:全国美術館会議)のご案内

開催趣旨

 「失われた20年」「ミュージアム冬の時代」といわれ、日本のミュージアムを取り巻く環境は以前に増して厳しい。公的な支援はもはや依存できない時代であるともいえる。その一方で日本の各地域においては、地域住民が自立的に、しかも地域の文脈を組み込んだアートイベントや歴史を掘り起こしたイベントが族生してきた。これらは観光やまちづくりを志向したものも多いが、地域住民の<文化的なもの>へのニーズの自発的な充足と見ることできる。
 しかし、こうしたニーズは現在だけのことではなく、どの時代、どの地域にもあったのであり、特に戦後、日本の各地域がミュージアムを受け入れ、根付かせる背景ともなっている。元々あった寺社とまつりが持つ文化的・社会的機能は、いまやミュージアムとアートイベントのそれへと変わりつつある。同時に地域間・世代間交流や社会包摂を促しながら、2020年東京オリンピック・パラリンピックの文化的・社会的基礎になる可能性を秘めているのである。
 そこで、第7回のミュージアム・サミットは、歴史軸にそって、日本各地のまちとミュージアムの関係性を捉え直すととともに、そこから空間軸におけるアートイベントとの「プラット・フォーム」の可能性を考えることとしたい。

 日時:2016 年2 月27 日(土)、28日(日)
 会場:湘南国際村センター(神奈川県三浦郡葉山町上山口1560-39)
 通訳つき(日・英)
 参加費:一般3,000円、学生1,500円
 参加人数:80名

 
第7回21世紀ミュージアム・サミット「まちとミュージアムが織りなす文化」~過去から未来へ~(PDF:1.4MB
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