農林水産省より「輸入貨物の木材こん包材」に関する情報(重要)

輸入貨物の木材こん包材に対する新たな植物検疫措置の実施について (農林水産省 消費・安全局 植物防疫課検疫対策室検疫調整班)

今般、日本に輸入される貨物に使用される「木材こん包材」の輸入検疫を新たに実施するため、制度改正を予定しております。

今後は、輸入貨物の輸送、保護に使用される木材で作られたパレット、木箱、木枠などを輸出国側で国際基準に従って、加熱又は農薬で処理する必要があります。

私どもでは、従来は輸入農産物を対象に検疫を実施して参りましたが、新たに規制の対象となる木材こん包材は、すべての輸入貨物、すなわち、美術品、機械類、鉱物、石材、化学薬品などに使用されており、きわめて広い範囲に関係者がおられます。そのため、各種団体の皆様方に制度改正の周知をお願いしていることろです。当然のことながら、通関業者、輸送業者等にも説明をいたしております。

博物館、科学館などにおかれても、諸外国から展示物等を輸入し、又は貸借し展示されることと思われますが、その際に使用される木材こん包材はすべて輸出前に消毒され、処理表示がなされている必要があります。
博物館用説明資料(PDF:242.9KB
参考 植物防検疫所ホームページ
http://www.pps.go.jp/konpozai/index.html

*添付ファイルにもありますように、未処理の木材を使用した梱包もしくは表示のない梱包の場合、たいへん煩雑なことになり、展覧会の実施にも影響を及ぼしかねません ので、くれぐれもご留意ください。
Copyright © 2011 The Japanese Council of Art Museums All Rights Reserved.