第2回全国美術館会議定時社員総会付帯事業シンポジウム「美術館とアートマーケット」の開催(6月3日)について

シンポジウム「美術館とアートマーケット」

 山梨県立美術館を担当館として、第2回全国美術館定時社員総会の開催に伴い、総会の付帯事業として、下記のとおりシンポジウム「美術館とアートマーケット」を行ないます。

                記

 日時:令和4年6月3日(金)10:00~12:00
 会場:ベルクラシック甲府
 司会進行: 青柳正規氏(山梨県立美術館長)
 パネリスト:(五十音順)
       笠原美智子氏(アーティゾン美術館副館長)
       白石正美氏(スカイザバスハウス代表)
       平山直子氏(文化庁企画調整課長)
       保坂健二朗氏(滋賀県立美術館長)

内容

 いま多くの美術館は、作品購入費の枯渇にあえいでいる状況のもと、アートマーケットと直接かかわる機会は少ないと思われますが、申すまでもなく、日常的な美術館活動では作品の市場価値は、評価額の決定を始めいくつかの局面でさまざまに関連しています。その点では美術館はつねにアートマーケットの動向と関わります。
 また、美術館を会場にしてアートフェアを開催することが国の施策として考えられているとの話も伝わります。美術館がマーケットの動向に対してどういう距離感を必要とするか、アートフェアなどの市場の実体をどう考えるか、などを話題にして協議の対象にします。こうした事柄を巡って、美術館の現場、アートフェアを組織する画商、市場活性化を施策する文化庁からパネリストを招き、それぞれの立場から考えを表明していただき、意見交換を通して相互の理解を深めていくことを趣旨としております。シンポジウムの場で何らかの結論を導き出そうというものではなく、疑問や問題点を明らかにして、今後の活動を考える材料になれば幸いと思っております。

※会員館の職員の方々にはZoom Webinar参加によりシンポジウムの様子を聴取できる用意をいたします。ふるっ
 て傍聴され、今後の参考にしていただけたら幸甚です。
※Zoom WebinarのURLについては、おってご連絡いたします。
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