保存研究部会過去の活動

日時
2023年5月26日(金)
場所
愛知芸術文化センター、愛知県美術館
E/F室

第57回保存研究部会会合報告

内 容

5月26日(金)
10:00 木本文平部会長(碧南市藤井達吉現代美術館)による挨拶
10:05~11:00 学芸員研修会報告書作成打合せ
   事務幹事から報告書の概要や作成スケジュールについて説明後、掲載内容や作業分担の概要
  について、以下のとおりに取り決めました。
  1. 報告書内容について
   ・プログラム・講演録のほかに、講師プロフィールと緊急資機材リストを掲載する。
   ・オンラインでの参加者数は申込数の1/3程度だったが、参加者の特定ができないため、参
    加者名簿には申込者を掲載して注釈をつける。
  2. テープ起こし原稿整理
   ・木本館長、邊牟木さん(国立西洋美術館)、根本(岩手県立美術館)、田中さん(郡山市
    立美術館)、小川さん(国立国際美術館)、神野さん(千葉県立美術館)、本保さん(国
    立西洋美術館)、橋本さん(三重県立美術館)、松岡さん(岐阜県美術館)で分担。
   ・各講師には邊牟木さんから第一報を入れてもらい、その後は各担当が窓口となる。
  3. 原稿執筆
   ・はじめに:邊牟木さん 
   ・講師プロフィール:200字程度で各講師
    に依頼。邊牟木さんにサンプルを書いて
    いただく。
   ・奥付:根本
  4. その他主な作業分担
   ・入稿までの作業とりまとめ:根本
   ・共有ドライブ開設:神野さん
   ・印刷業者への見積依頼:田中さん、安部
    さん(平塚市美術館)、神野さん
  5. その他
   ・ページ数などの仕様、部数は原稿整理が進んでから協議。部会で必要な冊数(講師、その
    他関係者)は邊牟木さんに算出いただく。
  6. 編集スケジュール(予定)
    ~6月上旬 共有ドライブ開設
    ~7月中・下旬 原稿取りまとめ
    8月上旬 仕様決定、印刷業者見積依頼(必要に応じて編集会議)
    8月下旬 業者決定(業者との窓口は見積依頼者。以後のスケジュールは担当者の都合に
         応じて調整)
    ~9月上旬 入稿
    ~11月中旬 校了、納品
11:10~12:10 連絡・協議事項
  1. 今年度2回目の会合について
    8月初旬に川崎市市民ミュージアムで開催します。プログラムに応急処置作業を含めるか
   を協議した結果、1日で会合と視察を行い、前後の日に希望者が応急処置作業に参加できる
   形でプログラムを組むことにしました。
  2. 2024(令和6)年度以降の幹事体制について
    長年事務幹事を務めていただいた相澤さんの退会を機に、来年度以降の幹事体制を輪番制
   にすることを事務幹事から提案し、了承されました。具体的には、部会名簿を東日本地域
   (東北・関東・東京ブロック)/西日本地域(北信越・東海・近畿・中国・四国・九州ブ
   ロック)に分け、各地域から事務幹事1名・企画幹事1名を選出。1年目に事務幹事、2年目
   に企画幹事を担当いただきます。東日本は来年度まで現幹事が残留、西日本の来年度事務幹
   事は国立国際美・小川さんにご担当いただくことになりました(企画幹事は未定)。
  3. 部会名簿の確認について
    年度当初の名簿確認時に返信が無く、異動・退職情報が更新されない事例が増えているこ
   とから、来年度から名簿確認時に「次年度の会員継続意思」を尋ね、期限内に回答をいただ
   けない場合は名簿から除名させていただくことにします。
  4. シーシーエス(株)社製のLED照明について
    木本館長より、同社製品の販売終了に伴う各館の対応について情報提供の依頼がありま
   した。参加者の所属館では取扱い事例がなかったため、部会メーリングリストでも情報提
   供を呼び掛けることにします。
  5. 賛助会員の入会希望について
    賛助会員から初めて入会希望がありました。全美としての規定は無く、承認可否は部会の
   判断となるため、部会メーリングリストで協議します。
13:10~14:30 バックヤードツアー
 企画幹事・桑名さん、愛知県美術館・副田さ
ん、同館OBである木本館長のご案内で、バック
ヤードを見学させていただきました。展示ケースなどを収納する企画展示室裏の広大なスペースでは、建築当時の時代背景や設計意図について、木本館長から詳しく解説していただきました。その後は修復室、写真室、収蔵庫の順に見学。広々として整理整頓の行き届いた各部屋では、感嘆と羨望の入り混じった参加者のため息があちこちで聞かれました。また、平ゴムを活用した絵画ラックの作品固定方法をはじめ、作品収納のさりげないアイデアや工夫の数々は、大変心惹かれるものでした。
(報告者:岩手県立美術館 根本亮子)

出席者

部会員14名、オブザーバー6名、事務局1名(午前/午後のみの参加者含む)


 
Copyright © 2011 The Japanese Council of Art Museums All Rights Reserved.