第20回美術館運営制度研究部会会合報告
内 容
議題: 「美術館の原則と美術館関係者の行動規範」(仮称)の第一草案の検討
今回の会合の前に、全会員館を対象として2014年4~6月に実施した「美術館の原則と美術館関係者の行動規範」(仮称。以下、「行動規範」)についてのアンケートの結果(『ZENBI』7号28頁参照)を考慮しつつ、日博協の「博物館の原則 博物館関係者の行動規範」(2012年)をベースとした全美版行動規範の叩き台を作成した。今回の会合では、オブザーバーも含め出席者全員で、その叩き台を詳細に検討した。
出席者からは行動規範について、「禁止事項集的なものではなく、我々の美術館活動を促進するポジティヴな方向性のものにしていこう」、「このような原則や基準が明文化されて在れば、美術館の役割を世間に理解してもらうのに有用だろう」、「そのためにも、市民によく伝わる表現にすることに留意し、制定後は、全美内はもちろんのこと世間に対しても継続的に普及に努めることが必要だ」、「一度制定してそれで終わりにするのではなく、制定後も必要に応じて改訂していくという前提で進めるべき」といったさまざまな意見が出された。
今後は、今回の検討結果を反映させた第二草案の作成に入り、次回の会合(2015年5月29日)でそれを検討する予定である。そして、当部会内で草案がひとまずまとまり次第、他のすべての研究部会にもその草案を見ていただき、意見や助言をお受けしたいと考えている。その後、草案が一定の水準に達した段階で、何らかの機会に何らかのかたちで草案を全美内でオープンにし、さらに広く意見や助言を求めていきたいと考えている。行動規範が制定されるか否か、あるいはどのようなものが制定されるかという問題とは別に、理事会に提出する草案の完成までのそのようなプロセス自体も、私たちの日々の美術館活動のさまざまな側面に対して少なからず有益なものとなるように思われる。
今回の会合の前に、全会員館を対象として2014年4~6月に実施した「美術館の原則と美術館関係者の行動規範」(仮称。以下、「行動規範」)についてのアンケートの結果(『ZENBI』7号28頁参照)を考慮しつつ、日博協の「博物館の原則 博物館関係者の行動規範」(2012年)をベースとした全美版行動規範の叩き台を作成した。今回の会合では、オブザーバーも含め出席者全員で、その叩き台を詳細に検討した。
出席者からは行動規範について、「禁止事項集的なものではなく、我々の美術館活動を促進するポジティヴな方向性のものにしていこう」、「このような原則や基準が明文化されて在れば、美術館の役割を世間に理解してもらうのに有用だろう」、「そのためにも、市民によく伝わる表現にすることに留意し、制定後は、全美内はもちろんのこと世間に対しても継続的に普及に努めることが必要だ」、「一度制定してそれで終わりにするのではなく、制定後も必要に応じて改訂していくという前提で進めるべき」といったさまざまな意見が出された。
今後は、今回の検討結果を反映させた第二草案の作成に入り、次回の会合(2015年5月29日)でそれを検討する予定である。そして、当部会内で草案がひとまずまとまり次第、他のすべての研究部会にもその草案を見ていただき、意見や助言をお受けしたいと考えている。その後、草案が一定の水準に達した段階で、何らかの機会に何らかのかたちで草案を全美内でオープンにし、さらに広く意見や助言を求めていきたいと考えている。行動規範が制定されるか否か、あるいはどのようなものが制定されるかという問題とは別に、理事会に提出する草案の完成までのそのようなプロセス自体も、私たちの日々の美術館活動のさまざまな側面に対して少なからず有益なものとなるように思われる。
出席者
山梨俊夫(部会長:国立国際美術館)
大島徹也(幹事:愛知県美術館)
村上博哉(国立西洋美術館)
浅沼 塁(八王子市夢美術館
雪山行二(富山県立近代美術館)
前田忠史(茅野市美術館)
篠 雅廣(大阪市立美術館)
オブザーバー
住友文彦(アーツ前橋)
宮﨑 徹(鎌倉市鏑木清方記念美術館)
安田篤生(原美術館)
大島徹也(幹事:愛知県美術館)
村上博哉(国立西洋美術館)
浅沼 塁(八王子市夢美術館
雪山行二(富山県立近代美術館)
前田忠史(茅野市美術館)
篠 雅廣(大阪市立美術館)
オブザーバー
住友文彦(アーツ前橋)
宮﨑 徹(鎌倉市鏑木清方記念美術館)
安田篤生(原美術館)