情報・資料研究部会過去の活動一覧

日時
2019年9月27日(金)
13:30〜17:00
場所
国立西洋美術館
第一会議室

第55回情報・資料研究部会会合報告

内 容 

 第55回部会では、主に「美術関係アーカイブズ資料所在調査」実施方法と、「第33回学芸員研修会報告書」の制作、ジャパンサーチへの協力について話し合った。
1.「美術関係アーカイブズ資料所在調査」について
   前部会で概要を決めた第一次調査の依頼状と調査票を検討し、実施方法と日程を決めた。
 (1) 実施方法 
    全美会員館に郵送。調査票は全美ウェブサイトからもダウンロードできるようにする。
 (2) スケジュール
    発送:10月中(作業は長名氏の申し出により部会と別に実施)
    アンケート回答〆切:12月20日(金)
    結果の整理と第二次調査内容の検討:1月23日(木)=第56回部会
    *1月で完了しなければ2月下旬にも部会開催
2. 第33回学芸員研修会報告書の編集・刊行について
  進行は現在の状況に基づき以下のように再調整することを確認した。
   10月中:編集(幹事) 
   11月初旬:デザイナー入稿・レイアウト
   12月:版下入稿
   12月末:発行
  制作は見積もりを比較して編集と印刷を一貫
 して依頼することに決めた。部数は在庫削減の
 ため当初の700部から600部に変更した(事務
 局550部:関係者配布用込み、当部会50部)。
3.ジャパンサーチからの連携協力依頼について
  国の分野横断統合ポータルサイト「ジャパン
 サーチ」(2020年度正式公開)の試験版を運
 用する国立国会図書館から当部会への連携打診について部会員の意向を確認した。会員から日本
 の古美術や近代美術のデジタル発信が遅れていること、それが一因で海外の若手の日本美術研究
 者が減少していること等が指摘された後、同サイト充実のために当部会が旗振り役を務める方針
 を決定し、企画委員会・事務局にあげていくこととなった。
 (1) 打診された当部会の役割
    国立国会図書館へデータ提供する美術館の「束ね役」。会員館に参加を呼びかけ、参加館
  をまとめて国会図書館に紹介する。ただし、参加決定後は、国会図書館と参加館が直接にやり
  とりする。
 (2) スケジュール(案)    
    2020年3月 正式な第一次募集とJSとの契約
        4月 順次公開
 (3) 今後の検討事項
  ア 事前準備
   (ア) 国会図書館、全美事務局、当部会の三
     者間で作業と責任の範囲を覚書に整理す
    る
   (イ) 推奨メタデータ項目一覧の用意
   (ウ) 参加館のメリデメ、画像と著作権処
     理、「文化遺産オンライン」との関係を
     整理する
   (エ) 参加館の懸念と負担を減らすためb・
     cを含む作業ガイドラインを用意する 
   (オ) 募集用の紹介文書をつくる
  イ 正式な第一次募集の呼びかけと参加館の選定
    運用開始まで準備期間が短いため、最初の紹介グループにはデータを即時提供できる館を
   当部会が見繕う方法も視野に入れる。
  ウ 参加館に対する説明会の開催
4.その他
  幹事から、文化庁アートプラットフォーム事業の日本現代アート委員会収蔵情報活用分科会が
 進めている日本近現代美術の作品データ収集プランについて説明があった。
  その他、著作権法第47条改正にあわせたガイドライン作成の進行状況と、京都で開催された
 「ICOM」「INJA国際日本ネットワーク」参加者から会場の報告があった。

〇第56回部会の開催予定:2020年1月23日(木)13:30~ 於・国立西洋美術館  
(報告者:東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館 中島啓子)

参加者:12名

越智裕二郎(西宮市大谷記念美術館)部会長
鴨木年泰(東京富士美術館)幹事
川口雅子(国立西洋美術館)幹事
土生和彦(宮城県美術館)
八柳サエ(横浜美術館)
谷口英理(国立新美術館)
長名大地(東京国立近代美術館)
中島啓子(東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館)
松山ひとみ(大阪中之島美術館準備室)
天野圭吾(高知県立美術館)
オブザーバー
大越久子(全国美術館会議事務局・埼玉県立近代美術館)
小林豊子(全国美術館会議事務局)
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