東日本大震災美術館・博物館総合調査分科会第2回会合及び第1回予備調査(2012年12月6日、7日:宮城県美術館 他)

 
 全国美術館会議では、2013年5月から東日本被災地域の美術館・博物館を対象とした本格調査を予定していますが、その予備調査を宮城県内の3か所の美術館において行いました。
 今回の調査の参加者は予備的調査ということもあり、総合調査分科会と保存研究部会メンバーで構成しました。
 この調査時点ですでに震災から1年8か月以上が経過しておりますが、災害の痕跡が多く確認されました。さらに、東日本地域の美術館・博物館が日ごろから地震に備えておられたことや、地震直後の適切な対応で被害がかなり軽減された点等、学ぶべきことが多く見いだされ、改めて調査の重要性を実感することとなりました。
 これらの調査結果は来年度刊行予定の報告書に反映される予定です。
 なお、本格調査の際は、全国美術館会議会員館に広く調査参加者を募集します。

調査館

12月6日 宮城県美術館(10:00~18:00)
     ※16:00からは同館会議室で、今後のフローチャート・調査方法等の改善案を協議
12月7日 東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館(10:00~12:30)
     社会福祉法人共生福祉会福島美術館(10:00~13:30)

参加者

根本亮子 (岩手県立美術館)
盛本直美 (岩手県立美術館)
大嶋貴明 (宮城県美術館)
堀 宜雄 (福島県立美術館)
井野功一 (茨城県近代美術館)
木村理恵子(栃木県立美術館)
勝山 滋(平塚市美術館)
高野早代子(山梨県立美術館)
安藤里恵 (碧南市藤井達吉現代美術館)
田中善明 (三重県立美術館)
浜田拓志 (和歌山県立近代美術館)
相澤邦彦 (兵庫県立美術館)
渡抜由季 (福岡市美術館)
藤原 徹 (東北芸術工科大学)
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