川崎市市民ミュージアムの救援活動について(救援登録者の募集)

 川崎市市民ミュージアム(KCM)の救援活動にご参加いただく方を改めて募集いたします。
 2019年10月の台風19号による被害からの復旧作業が続くKCMに対し、全国美術館会議は2023年度も引き続き支援することとなりました。
 去る3月20日の第37回学芸員研修会「美術館の防災対策」(会場=国立西洋美術館及びオンライン)で、発表の一つとしてKCMの奈良本真紀さんから現在までの状況等を報告していただきました。台風被害には見えにくい様々な側面があることを知ることができましたが、被害の中で最も典型的な水損美術品・資料のレスキュー作業は、今もまだその一次的対応処置が館内で続けられています。館員、市職員に加え、外部から文化財防災センターの方々を始め、全国の文化財関係団体、ボランティアが参画し、被害発生以来の作業を3年半にわたって継続しています。コロナ禍の状況に対応しつつ、全国美術館会議は支援活動を柔軟に調整してきましたが、3月からの新たな政府方針のもとに、全面的なKCM支援態勢を改めて整えたいと思います。
 これまで、神奈川・東京等を中心とした関東ブロックの正会員館職員、また保存研究部会員を軸に救援登録者を募っておりましたが、昨今の社会情勢に鑑み、全国の正会員館職員にその枠を広げたいと考えています。これまで繰り返し説明してきたとおり、派遣にあたっては所属館の業務としての出張をお願いいたしますが、旅費(交通費・宿泊費)については川崎市から負担されます。作品・資料が水損したときの緊急対応の生々しい実例を知る機会、あるいは被災後の館活動の全体像を理解する機会にもなりえますので、奮ってご参加をお願い申し上げます。
 ご賛同いただけます方は、下記の関係書式を用いて、事務局にご連絡いただくようお願いいたします。年度初めのご多用中のところかとは思いますが、改めてKCM支援参加をご検討いただきますよう重ねてお願い申し上げます。
                           
全国美術館会議 災害対策委員会
救援活動登録票(Word:20.2KB
支援参加日程調整表(Excel:13.8KB
 

問合せ先

全国美術館会議事務局
 ファクス:03-6272-8558
 電子メール:info(a)zenbi.jp [(a)を@に変更してください]
 
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