富本憲吉記念館
Tomimoto Kenkichi Memorial Museum
 施設概要
 近代陶芸の第一人者富本健吉(1886〜1963)は、遺書に「墓不要、残された作品をわが墓と思われたし。」と記しました。同郷の若者として知遇を得ていた辻本勇(現館長)は、この遺言に托された清烈な芸術家魂に心を動かされ、この偉大な芸術家の精神を後世に伝え残す基点となるよう、故郷安堵に残る由緒深い彼の生家を整備、再生して、1974年11月、富本憲吉記念館を開設しました。
 ここは、堀と築土をめぐらした敷地3,0002の邸宅で、歴史を刻む長屋門をくぐると大きな木立のある庭が広がり、新築した木造本館と富本が愛用した離れの部屋、そして土蔵を改装した展示館が二棟。ゆるやかな時間の流れの中で富本健吉を堪能する施設です。
 館の特色・所蔵品など
昭和34年作
金銀彩《村落遠望図》陶板
 現在、当館で収蔵する富本憲吉制作の陶磁器は約350点。楽焼から染付、鉄釉、白磁、色絵磁器、そして金銀彩に至る富本の多種多様な創作を、最初期から最晩年まで網羅しております。二棟の展示館で、季節に応じて入れ替えながら、常時150点以上を時代区分して陳列、半世紀に及ぶ富本の創作活動の軌跡をあざやかに辿ることが出来ます。 別に、ご家族愛用の食器や、お子様に与えたミニチュア陶器、また陶製の帯止やブローチ、カフスボタンなど、この大作家の愛念のこもる小品をあつめた記念館ならではの陳列もあります。富本の書や絵画は、入れ替えながら展示館のほか、本館や離れ座敷の居住空間を飾っています。
 利用案内
〒639-1061 奈良県生駒郡安堵町東安堵1442番地
tel:0743-57-3300
【休館日】
火曜日、夏休み(8月1日〜8月10日)、年末年始(12月21日〜1月4日)
【開館時間】
10:00〜17:00(入場は16:30まで)
【入館料】
一般700(560)円 高・大学生500(400)円 小・中学生200円。( )は団体料金 20名様から
【館内施設】
駐車場 駐車場
(5台収容・町の歴史民族資料館と共用)
図書室・資料室 図書室・資料室
(但し自由閲覧はできない)
喫茶・食事施設 喫茶・食事施設
(前日までの予約で昼食を準備)
屋外展示物 屋外展示物
ミュージアムショップ ミュージアムショップ
【交通】
JR法隆寺駅下車 かしの木台行バスにて東安堵下車 徒歩300m
法隆寺駅よりほぼ東方2kmでタクシー利用が便利
駅前のレンタサイクルの利用も可。または歩いて30分
このページの先頭へ↑

このウィンドウを閉じる